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■『pixiv three-vrm』をオープンソース化
3Dでアバターを作るのが大好きなクリエイターさんに嬉しいニュースです。ピクシブ株式会社が『pixiv three-vrm』をオープンソースとして公開しました。
pixiv three-vrmとは、3Dアバターモデルを扱うための専門的な技術知識を持たないWeb開発者が、VRMで記述されたモデルデータをより簡単にWebコンテンツ上で扱うことを可能とする開発ライブラリです。
当初、開発元であるピクシブ株式会社が提供している3Dアバターの共有プラットフォーム「VRoid Hub」でユーザーが投稿した3Dキャラクターをアニメーションさせるために開発した技術です。3Dアバターコンテンツの活性化に向けてオープンソースとして公開されたようです。
『pixiv three-vrm』公開先リンク:
https://github.com/pixiv/three-vrm/
▲VRoid Hub(https://hub.vroid.com/)ではthree-vrmを使用し制作された3Dアバターが多く登録されています。
●VRMとは
一般社団法人VRMコンソーシアムによって提唱されているプラットフォーム非依存の3Dアバターファイルフォーマットです。VRMは、環境ごとの3Dモデルデータの仕様の差異を吸収・統一し、人型の3Dキャラクターを扱いやすくすることを目指しています。
■相性ぴったりの『Looking Glass』
公開された『pixiv three-vrm』は、どんなことに応用できるでしょうか。CGnaviおススメの使い方をご紹介したいと思います。
『Looking Glass』というホログラムディスプレイと組み合わせた使い方です。
Looking Glassとは米国のクラウドファンディングで2018年に誕生したホログラムディスプレイです。3D映像を見るために必要なヘッドセットなしに動画や静止画を複数人で見ることができる画期的なテクノロジーです。日本人、特にクリエイティブな職種の方の注目度が高く、支援者の約30%を日本人が占めていたそうです。
公式のホームページはこちら
https://lookingglassfactory.com
●大好きなキャラクターを召喚!
『Looking Glass』は既に販売を開始しており、手元に届いた方は、透明な水槽のようなビジュアルを活かして召喚箱として使う方もいらっしゃいます。『pixiv three-vrm』を使えば、オリジナルのキャラクターで更に楽しめそうです。SNSでご自慢の作品を紹介している方も多くいらっしゃいますのでご興味があれば『#ルキグラ』で検索してみましょう。
立体視召喚箱「LookingGlass」
— 越∞えつ (@PeppersGhost39) January 26, 2019
初音ミクさん召喚!!
半日で出来た。というかUnityでモデルとモーションを動作させるのに手こずっただけで、LookingGlassには本当にあっさり表示された。
感動。そこにいる感がすごい。 pic.twitter.com/dahNoYYyil
ほんの一例をご紹介させていただきましたが、VRMと相性ピッタリの新しいテクノロジーの組み合わせは無限大にあるでしょう。あなたは何を作りたいですか?
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※引用元プレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000035885.html)