2019年のヴェネツィア国際映画祭VR部門は日本人クリエイターが大活躍!

2019年のヴェネツィア国際映画祭VR部門は日本人クリエイターが大活躍!

2019年の第76回ヴェネツィア国際映画祭、残念ながら日本人制作の映画は受賞を逃してしまいましたが、VR部門には日本人のクリエイターも多くエントリーされていたのはご存知でしょうか。

 

VR部門は『VR最高賞』『VRエクスペリエンス最高賞』『VRストーリー最高賞』の3つがコンペティションとして設定されており、ストーリー賞には東弘明監督らが制作した『攻殻機動隊 GHOST CHASER』がエントリー、エクスペリエンス部門には現代アーティスト小松美羽さん、Szu-Ming Liu(劉思銘)さん共同制作の『祈祷-INORI』がエントリーしました。また正式招待枠としてVR&3DCGアーティストの伊東ケイスケ監督が手掛けた『Feather』が選出されております。

 

■日本と中国2つの文化の融合、『祈祷=INORI』のご紹介

 

現代アーティスト小松美羽さんがライブペイントを行う様子をSzu-Ming Liu(劉思銘)監督がカメラに収め、Szu-Ming Liu(劉思銘)音楽プロデューサーが更に幻想的な世界観へ昇華した作品です。

 

小松美羽さんの象徴的なアイテムである「見えない世界の神獣たち」を鮮やかな色彩で表現し、かつ跳ねるなどの動きつけ躍動感あふれる印象です。

祈祷

 

小松美羽

▲ライブペイントを行う小松美羽さん

小松美羽さんのコメント:

この度、VR作品「祈祷-INORI」がヴェネツィア国際映画祭のVR部門にノミネートされることとなりました。
この作品を作り上げるまでに、多くの方のお力をいただき、また、相互理解と数多の情熱が集結いたしました。
ノミネートされたのは、関わってくださった全ての人の徳のおかげです。本当にありがとうございます。


そして、こんなにもちっぽけな私を台湾での初個展で見つけてくださり、共に歩むことを望んでくださったHTCの皆様には感謝が絶えません。これからもどうか、多くのことをこの若輩者に学ばせて下さい。

 

■羽のように、繊細で美しい世界を表現した『Feather』のご紹介

Feather [Trailer] from Keisuke Itoh on Vimeo.

 

2019年8月28日から9月7日までの期間にVR&3DCGアーティストの伊東ケイスケ氏が監督をしたVR映画『Feather』が第76回ヴェネツィア国際映画祭のVR部門「VENICE VIRTUAL REALITY」にノミネート作品としてプレミア上映されました。

こちらは、ヴェネツィア・ビエンナーレが主催するVRクリエイターの発掘・育成プログラム「BIENNALE COLLEGE CINEMA VR」を通過した日本人初の快挙となります。

(C) 2019 KEISUKE ITOH

▲VR&3DCGアーティスト 伊東ケイスケさん


監督の伊東ケイスケ氏の作風はCG特有の冷たさを感じさせない、暖かな表現です。こちらの作品でも可愛らしいキャラクターと精緻なCGアニメーションによって、心温まる世界観を作り出しています。

音楽は、ピアニストの森下唯氏が手がけています。少女の心情の変化に合わせて心に染み渡るような音楽を紡ぎ出し、空間音声を用いて立体的に表現することで、体験者を物語の世界へと誘います。

プロデューサーは、これまで数々のVR映画を生み出してきた、VR映画プロデューサーの待場勝利氏が務めており、日本のみならず世界中の多くの人々に楽しんで頂ける作品に仕上がっています。

伊東ケイスケ監督のコメント:

一般的に、多くの人は「受け取ること」が自分自身の幸せにつながると考えます。しかし本作品を体験いただくことで、Featherのインタラクションを通じて、「与えること」がもたらす幸せを肌で感じて頂きたいと思っています。


Featherにはセリフも字幕もありません。VRゴーグルを着けさえすれば、誰でも気軽に楽しむことができる作品です。今回のヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映を出発点として、世界中の多くの人々に、Featherを体験して頂けることを願っています。
 

 

新進クリエイターが多くエントリーしたVR部門、近い将来ヴェネツィア国際映画祭を日本人監督が受賞するのも、そう遠くない未来かもしれません。

 

※引用元プレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000045020.html) 

※引用元プレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000045861.html)