「Fate/stay night [Heaven's Feel]」メイキング&上映会開催、3DCG技術がストーリーを深める!

「Fate/stay night [Heaven's Feel]」メイキング&上映会開催、3DCG技術がストーリーを深める!

©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

■上映から更に美麗になったビデオマスター版

2019年8月17日、新宿バルト9にてビデオマスター版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」の上映会が行われました。このビデオマスター版は劇場上映版より250カット以上もブラッシュアップした超美麗映像となっております。

 

当日のイベントでは声優の杉山紀彰さん(衛宮士郎役)、下屋則子さん(間桐桜役)を迎え、名シーンや映像制作の裏側が語られました。

 

杉山紀彰 下屋則子

▲声優の杉山紀彰さん(衛宮士郎役)、下屋則子さん(間桐桜役)

 

▲限定公開中!レアなメイキング映像シーン / ufotable【Fate/stay night: Heaven's Feel 】

 

一見すると全てが2Dのみで制作されたかのように思える今作ですが、あらゆるシーンで3DCGが使われており、それが登場人物の心情を表現したり、アクションシーンでは迫力を与えるなど物語を深める大切なエッセンスとなっています。出演者のお二人が余すところなく映像の素晴らしさを伝えていらっしゃいますので以下にご紹介いたします。

 

■3DCGで描かれた雨粒がヒロインの繊細な感情を表す

「桜の悲しい涙のようにも見えますし、士郎に対する希望の光の木漏れ日のようにも見えるという、絶妙なバランスだなと思いました」(衛宮士郎役 杉山紀彰さん)

最初にイベントで紹介されたのは「レイン」と名付けられたシーン。このシーンは雨に打たれながら主人公とヒロインが初めて心を交わす重要なシーンです。制作会社ufotableの寺尾優一氏(撮影監督)は「劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』の象徴的シーンのひとつでもある」と語りました。

 

レイン

須藤友徳監督による「絵コンテ」、アニメーターが描いた原画(動画)を撮影した「線撮映像」、そして仕上げ(彩色)と撮影処理を加えた「完成映像」を同時に見せる制作過程映像も披露されました。

特に印象的なのは美しくも激しい近景900個、遠景200,000個もの3DCGで描かれた雨粒です。


絵コンテ
3DCG 雨粒

▲3DCGで降り注いだ20万個の雨粒は登場人物だけでなく見る者の心も激しく揺さぶる

 

衛宮士郎

▲雨に打たれる衛宮士郎

 

■主人公とヒロイン、声優2人から見た映像美としての「Fate/stay night [Heaven's Feel]」

「バトルシーンを見ていて、涙が出たのは初めてだったんです。それくらい、魂を感じる映像になっていました」(間桐桜役下屋則子さん)

fateイベント風景

Q.最初の「レイン」アフレコ当時の印象や演技プランは?


「私たちは、絵コンテを撮影した映像でアフレコをしました。須藤さんの絵コンテは本当にきれいで、キャラクターの表情もとても丁寧に描かれています」(下屋)
「表情や感情がとても掴みやすいんです。ありがたいですね」(杉山さん)


さらに、このシーンの演技プランについて、下屋さんは悩んでいたとも語ります。
 

「桜が初めて自分の事を語り、思いをぶつけるとても難しいシーンだったので、収録をする前に、須藤さんとお話ができたらなと思っていたんです。そうしたら、このシーンの収録に入る前に小休憩が入って。須藤さんに話しかけようと思ったら、ちょうど奈須(きのこ)さん(原作)もそこにいらっしゃったので、このシーンについて伺いました。お二人とお話しできたことで悩んでいたことも解決しましたし、迷っていた部分も確信に変わって、堂々と芝居をすることができました」(下屋さん)

「私たちは、絵コンテを撮影した映像でアフレコをしました。須藤さんの絵コンテは本当にきれいで、キャラクターの表情もとても丁寧に描かれています」(下屋さん)

「表情や感情がとても掴みやすいんです。ありがたいですね」(杉山さん)

 

杉山さんの演技プランはというと、桜の心情をベースにしたといいます。

 

「このシーンは桜が主軸で。士郎が知らなかったことを、桜が打ち明け、思いをぶつけてくる内容ですよね。だから、下屋さんが(須藤)監督や(奈須)先生に確認されて、演じられたものを、作中の士郎と同じように受け止めて。自分の中で感じたことをお芝居にしていきたいなと思っていたんです。だから、あえて収録前に(桜のセリフを)どう受けるかを確認したり、相談したりすることはしませんでした。テスト収録のときに演じてみて『そのままでOKです』というリアクションをスタッフさんからいただいたので、自信をもって本番収録に臨みました」(杉山さん)

 

Q.「パワーゲーム」壮大な舞台、アイツベルン城について

城を舞台とした壮大なバトルシーンを見て、思わず感嘆するお二人、このように答えています。

 

「城がどれくらいの大きさで、キャラクターがどれくらい離れた位置にいて、どこにカメラを置かれているのか。綿密に計算されて、映像ができていることがわかりますね」(杉山さん)
「バーサーカーとセイバーオルタは一瞬で飛んでスピード感があるので、本編映像では広さを感じていなかったのですが……こうやって俯瞰視点で見ると、アインツベルン城の広大さがよくわかります」(下屋さん)

パワーゲーム

アインツベルン城

▲第2章最大のバトルフィールド、空撮風のカメラワークが舞台の壮大さを引き立てます。

 

Q.サーバントたちのバトルについて

 

「サーヴァントの戦闘って本当に凄まじいものなんだなとよくわかります」(下屋さん)
「神話の戦い、ですね。エフェクトもすごく細かいし、何重にも撮影処理が入っているんですね。日本の2Dアニメーションで洗練されてきた表現と、緻密に作りこまれた3Dモデルの表現とのマッチング感がすばらしいと思います」(杉山さん)

 

さらにアフレコ段階では絵コンテのだったシーンですが、映像となる前でもその仕上がりが期待できるものだったと語ります。

 

「僕らがアフレコの時に見ていた映像は、絵コンテの段階のものだったのですが、その時点ですごい作画になりそうだと感じられて、アニメーターさんは大変だろうなと心配してしまうほどだったんです」(杉山さん)
「こういうバトルシーンを見ていて、涙が出たのは初めてだったんです。それくらい、魂を感じる映像になっていました」(下屋さん)

 

Q.最後に「悪夢」について

 

「間桐桜の夢を現実が連動する「悪夢」のシーン。注目はその後の路地裏のシーンとお城内部のシーンの、場所の広さや壁面の高さが完全に一致していることです。その意味は……?」(寺尾撮影監督)

 

最後に披露された「悪夢」のシーンは間桐桜の秘密が明かされる重要な場面です。城というファンタジックな室内の壁を飾るのはサルバドール・ダリティストの不気味な絵です。そして上記の監督の謎めいたコメント、キャスト側のお二人はどのように感じたのでしょうか。

 

「初めて『第二章』の桜の夢のシーンを見た方は、何が始まったんだ? と驚いたかなと思います。このシーンは私たちも驚きました」(下屋さん)
「僕も収録前にリハーサル用のビデオで拝見して、そう……来ましたか! と驚きでした」(杉山さん)
「このシーンは、原作ゲームのテキストだから成立するシーンだと思っていたんですね。桜の内面を描くシーンなので。須藤監督に絵コンテを見せていただいたときは、思わず『須藤さん! 天才ですね』と絶賛してしまいました」(下屋さん)
「バランスが絶妙なんですよね。メルヘンな印象だけでなく、川に動物のぬいぐるみが流れていたり、どこかに不穏な印象がある。すごいなと思いました」(杉山さん)

 

また、下屋さんは夢のシーンの見どころについて下記のように語りました。


「『第二章』のお城の内の壁に飾られている額縁の絵画は、『第一章』で士郎が影に接触したときにフラッシュバックするシーンで挿入されたビジュアルなんですよね。もし『第一章』のパッケージをお持ちの方は、コマ送りで確認していただきたいです」(下屋さん)

桜 悪夢

桜 悪夢

 

■そして物語は最終章へ

多くの謎をはらんだラスト、杉山さんも下屋さんもアフレコもまだと言いつつも、『第三章』のシナリオを見て完成度の高さに驚きを隠せないようです。劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel] Ⅲ.spring song」の公開は来年2020年の春を予定しています。

 

衛宮士郎 桜

 

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly Blu-ray&DVD

なお、今回販売される「Fate/stay night [Heaven's Feel]のBlu-rayDisc版はufotableで予約すれば、「アニメーションマテリアル」と題された制作工程や現場資料を映像・音響で楽しめる特別ムービーが特典映像として収録されています。メイキングをもっと知りたい人はお早めに予約を!

 

発売日:

2019年8月21日(水)

 

価格:
・完全生産限定版Blu-ray(ANZX-14404~14406):9,500円+税
・通常版Blu-ray(ANSX-14404):5,800円+税
・通常版DVD(ANSB-14404):4,800円+税

 

本編ディスク仕様:
・字幕:日本語/英語収録
・音声:2ch/5.1ch

 

特典映像
・PV・CM集

 

【完全生産限定版特典】
◆武内崇描き下ろしBOX
(原画:武内崇 彩色・仕上げ:こやまひろかず)
◆須藤友徳描き下ろしデジジャケット
◆オリジナルサウンドトラック
◆特典ディスク
◆スペシャルブックレット
◆イラストブック
※特典ディスクはDVDになります。
※商品の特典および仕様は予告なく変更になる場合がございます。



★作品情報
作品タイトル:劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly
公開日: 2019年1月12日(土)全国ロードショー

 

メインキャスト:

原作:奈須きのこ/TYPE-MOON

キャラクター原案:武内崇

監督:須藤友徳

キャラクターデザイン:須藤友徳・碇谷敦・田畑壽之

脚本:桧山彬(ufotable)

美術監督:衛藤功二

撮影監督:寺尾優一

3D監督:西脇一樹

色彩設計:松岡美佳

編集:神野学

音楽:梶浦由記

主題歌:Aimer

制作プロデューサー:近藤光

アニメーション制作:ufotable

配給:アニプレックス

 

メインキャスト:

衛宮士郎:杉山紀彰

間桐 桜:下屋則子

間桐慎二:神谷浩史

セイバーオルタ:川澄綾子

遠坂 凛:植田佳奈

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン:門脇舞以

藤村大河:伊藤美紀

言峰綺礼:中田譲治

間桐臓硯:津嘉山正種

ギルガメッシュ:関智一

ライダー:浅川悠

アーチャー:諏訪部順一

真アサシン: 稲田徹

 

主題歌:

Aimer:「I beg you」

公式サイト:http://www.fate-sn.com/

公式ツイッター:@Fate_SN_Anime

©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

 

※引用元プレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001839.000016356.html)