■今、パルコはVRクリエイターに注目している
パルコといえば、だれもがご存じの渋谷、池袋と都心を中心としたファッションビルですが、知る人ぞ知るアートとポップカルチャーの発信源でもあります。
1985年、若かりし頃の内田裕也がスーツ姿でハドソン川を泳ぎ、「昨日は、何時間生きていましたか」という力強いキャッチコピーのCMは今なおクリエイターの中で語り継がれるほどの伝説の広告。以降も若者カルチャーやアートとクロスオーバーした斬新な展開で反響を呼んでいます。
そんなパルコが次世代のカルチャーとして注目してるのがVRなどによる3次元空間でのクリエイティブ表現。
2018年8月にはGALLERY X BY PARCO(東京都渋谷区)にてVR作品の展示「NEWVIEW EXIHIBITION」を開催し、また11月下旬にグランドオープンを予定する「渋谷PARCO」では、NEWVIEW AWARD 2018でPARCO賞を受賞したVR空間デザイナーDiscont氏のインスタレーション作品の展示を予定しています。
▼Discont氏作品の渋谷PARCO展示イメージ(コラージュ)
株式会社パルコ 、株式会社Psychic VR Lab、株式会社ロフトワークの3社による共同プロジェクト『NEWVIEW PROJECT』ではワークショップの開催やコミュニティ、リアルでの発信の場の提供などを展開。若手クリエイターの育成や発掘を積極的に行っています。
▼NEWVIEW作品制作ワークショップ
■「超体験をデザインせよ!」
『NEWVIEW PROJECT』から生まれたコンテスト『NEWVIEW AWARDS 』が前年に続き、今年も開催されます。
2018年の開催時には世界7カ国から合計219もの作品の応募がありました。PARCO Prizeを受賞したVR空間デザイナーのDiscont氏は、「渋谷PARCO」5Fフロアでのインスタレーション作品展示が決定するなど、クリエイターとして確実に実績を残せるコンテストです。
VRクリエイターとしてのキャリアアップを考える方や作品をお持ちの方は応募してみてはいかがでしょうか。
▼2018年グランプリ受賞作品:EMOCO'S FIRST PRIVATE EXHIBITION(えもこさんの作品)
Emoco_s First Private Exhibition from STYLY on Vimeo.
■NEWVIEW AWARDS 2019 コンテスト概要:
募集対象:
VR空間を駆使した新たな表現・体験を生み出せるクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVRコンテンツ作品が対象です。制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAW etc.)を使用することは構いません。すでに発表済みの作品も応募可能です。
STYLY オフィシャルサイト:https://styly.cc/
賞について:
・Gold Prize (1作品) 賞金 20,000USD
・Silver Prize (3作品) 賞金 5,000USD
・PARCO Prize (1作品) PARCOとタイアップした3D作品を制作し、渋谷PARCOに展示する権利
※他のPrizeは決定次第公開予定。
スケジュール:
・募集期間:2019年7月1日(月)12:00~ 2019年9月30日(月)12:00(日本時間正午)
・一次審査結果発表(ファイナリスト40作品選出予定):2019年10月末予定
・ファイナリスト作品展示・授賞式:2019年11月下旬~12月予定 (会場:渋谷PARCO※11月下旬グランドオープン)
・最終審査結果発表:2019年12月上旬予定
※引用元プレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001036.000003639.html)
■スピンオフアワードも開催中!
前回記事で紹介した『STYLY Photogrammetry Awards』( この機会にフォトグラメトリに挑戦してみない?「STYLY Photogrammetry Awards」開催をご参照ください。)に加え、株式会社Psychic VR Labはパーティクルライブをテーマとした『STYLY ParticleLive Awards 2019』も開催。
こちらのコンテストも『STYLY Photogrammetry Awards』と同様に応募作品はNEWVIEW AWARDS 2019にもエントリー可能です。
■パーティクルライブとは
ライブ空間をVR上で作る新しい試みのことです。3Dアバターが歌うステージ上で星を降らせるなど、エフェクト、アニメーションなど3DCGのあらゆる技術を使うことで今までにない演出ができるのが魅力です。
株式会社Psychic VR Labさんのサイトでは、詳しい制作方法を解説しています。ぜひご参照ください。
▼パーティクルライブをVRoid StudioとSTYLYで作る -1-:
VRoid Studioで作成した3Dアバターがパーティクルの演出の中で、歌って踊るライブ空間の作成を手順を追って説明
https://styly.cc/ja/tips/aigaalince001_jojomon_particlelive1/
▼ 作品例:
《Particle LiVE “ELECT”》by YORIMIYA
▼ 作品例:
《Aiga Alince Particle Live (Candy Rock Star)》by jojomon
▼ 作品例:
■STYLY ParticleLive Awards 2019 コンテスト概要:
応募対象:
「アイスクリーム」(八月二雪)、「Recursive Dolls: 再帰する創造主と被造物の輪舞曲」(memex)、「Secret Protocol」(memex)または著作権確認済みの楽曲を使用して作成したVRコンテンツを募集します。VR空間を駆使した新たな表現・体験を生み出せるクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVRコンテンツ作品が対象です。
キャラクター、歌詞の演出は必ずしも必要ではなく、楽曲と楽曲に合わせて演出が含まれていれば応募が可能です。
スケジュール:
・募集期間:2019年6月10日(月)12:00 (日本時間)~2019年8月19日(月)12:00 (日本時間)
・最終審査結果発表(Gold賞、Silver賞選出予定):2019年8月下旬予定
・募集期間:2019年6月10日(月)12:00 (日本時間)~2019年8月19日(月)12:00 (日本時間)
・最終審査結果発表(Gold賞、Silver賞選出予定):2019年8月下旬予定
コンテストの詳細はこちら
(英語) https://styly.cc/awards/jp-styly-particlelive-awards-2019/
(日本語)https://styly.cc/ja/awards/jp-styly-particlelive-awards-2019/
※引用元プレスリリース (https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000023281.html)